就労支援

頻繁に倒れてしまう利用者さん

まだ、入って2週間くらいしか経っていない利用者さんです。

特にてんかんとかがあるわけではなく、

メンタル的な事で、不安定になると「過呼吸」を起こしてしまい、

急に倒れてしまいます。

実は、入社時にはその情報は聞いていませんでした。

私のアセスメントが十分に聞き取れていなかったんですね。

1週間くらいしたら、怖いと思う利用者さんが現れ、

それからは、営業時間内はとても張り切って頑張ってくれます。

しかし、その後には、急に倒れてしまいます。

倒れた瞬間は、記憶がありません。

しかし、一瞬で意識は戻ります。

声掛けにもちゃんと反応してくれました。

そして、必ず言うセリフが、「大丈夫!」です。

心配をかけてはいけない。

迷惑をかけてはいけない。

そういう思いが強く出てしまい、

フラフラなのに、「大丈夫です!」と仕事に戻ろうとします。

先日は、休憩時間の前と終了時間の前の2回倒れました。

終了時間の前の倒れた時は、一度立った状態で倒れてしまい、

意識が戻った時に椅子に移動し、座っていましたが、

座った状態でも、横に倒れ椅子から落ちました。

原因は、はっきりわからず、聞いても答えない。

そして、いつもの「大丈夫です」と答えてました。

とても覚えるのも早く、気が付くので、

指導員としては、とても期待をしていましたが、

現状、この状態はリスクが高すぎます。

正直、どうしたらいいのか分からずでした。

次の日はシフトは入っていなかったので、ゆっくり休んでもらうことに。

そして、休み明けには特にお変わりなく出勤されました。

疲れと、怖い人がいる中での緊張、まだ自分に自信がないので、ここに居てもいいのか?という不安があったと話してくれました。

まずは、

不安な気持ちがあるなら、指導員や私に話をすること。

前兆があるのなら、その時点で休憩をとること。

この2つを約束しました。

まだ、心を開けていない彼女なので、

ゆっくり関係を作っていきたいと思います。

・・・次回は、複雑性PTSDの彼女の決断についてお話しします。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。