就労支援

暫定期間で終了の彼・・・続き

無断欠勤をした日に、事務所に来られた彼でしたが、

「お疲れ様でーす」と入ってこられ、黙って私の横の椅子に座られる。

「何か言うことはないですか?」という私の質問に、

『特に・・・』と。

やってはいけないことをしたとは、全く思っていない感じでした。

なので、一つ一つ現状をお話ししました。

・無断欠勤をした理由は?

→「僕が洗い場の仕事が出来ていないから、外されて他に仕事がないから、無理やり仕事を作られて、それをやっていた。その仕事は、別に僕が居てもいなくても構わないと思ったから、行くのをやめた。」

・どうして洗い場から外されたの?

→「ちゃんと洗えていなかったから。」

・ちゃんと洗うってどう洗うの?

→「わかりません。」

行きついたところは、わからなかったけど、聞けなかった。でした。

見本を見せて一から指導をし、確認もしましたが

その時彼は、「そうですね。」と「大丈夫です。」としか返事をしなかったから、指導員は理解したと判断をしたんです。

そこが、良くなかったよね。

そして、今回の発端ですね。

「明日は、出勤しますよ。」と当然のように話してくる彼に、

「その前にやらなきゃいけないことがあります。」と質問しました。

答えられませんでした。

なので、

「これからの対応を考えますので、

まずは、明日はお休みして、なぜ休むことになったのかを考えてきてください。」と私からお話ししました。

彼は、「そうですね。」と。

一旦、お話しは終了したと思っていましたが、

彼から、私にお願いをしてきました。

「お母さんに、○○さん(私)から電話で説明をしてください。」と。

理由を聞くと「怒られるから。」「お母さん怖いから。」と。

これは、ちゃんと自分の口から親御さんに説明するべきですとお断りをしました。

すると、私の目の前で電話をし始め、お母さんが出ると、携帯を私に渡してきました。

結局、私がお母さんに事情を説明しました。

朝、いつも通りに出勤した息子が仕事に行かなかったことをかなり驚かれ、納得がいかなかったお母さんでしたが、私には「わかりました」と。

電話を切り、今から帰るように伝え、月曜日の面談に来るよう約束をしました。

・・・次回は、やはり納得ができない親御さんからの連絡をお話しします。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。