去年に、自分でネットでうちの就労先を見つけられ、
お電話をくださり、見学をされていましたが、
同時に一般の保育園での補助業務の募集もされていたようで、
そこに決まったと連絡を頂きました。
「良かったですね!頑張ってください」とお伝えし、終了のはずでした。
が!4日後に、何度も着信が。
研修のため、電話になかなか出られず、夕方にこちらから折り返しをしたところ、彼女でした。
電話に出るなり、泣きながら「昨日、クビになりました。仕事しないと同棲している彼から怒られるので、そちらで働かせてください!!」と。
まずは、お話をしましょうとお会いする日を決めて、電話を切りました。
(たぶん、3日後ぐらいに約束していたと思います)
電話の次の日から、毎日電話がかかってきました。
毎回、「約束の時間で大丈夫ですか?私、働かせてもらえますか?本当にあえますか?」と同じ心配をされていました。
毎回、同じ口調で同じように「大丈夫ですよ!!」とお伝えしました。
安心できると、彼女から電話を切られます。
そして、約束の日、一時間以上前から待ち合わせの場所に来られていて、
早めに始めました。
話の内容は、考えさせられるものでした。
「保育園の園長先生には、全てをお話ししました。何も隠しませんでした。そしたら、うちの保育園には、障害を持った子供さんも数名います。だから、スタッフも保育士もみんな、障害について理解がありますので、あなたが負担にならないよう、一緒に頑張っていきましょう!と採用してもらえたんです。次の日から働きました。私としては、特に問題を起こしたこともなかったと思いますが、3日勤務して、次の日出勤すると
もう、今日から来なくていいです。と拒否されてしまいました。」と話してくれました。
カミングアウトをすることで、雇う側にしっかり理解してもらえると思っていたのに、解雇ですよ。
確かに、彼女の症状は、不安症と発達障害も少しあると思います。だから、とっさの判断や、あいまいな指示など理解できなかったことがたくさんあったんだと思います。
でも、一般で頑張ろうと動いた彼女はすごいと思います。
彼女には、
「まだ、一般で働くことは厳しいのかな?ゆっくりうちでいろんな事学んで、訓練していきましょう」と伝え、採用させて頂きました。
来月から勤務されます。
また、初出勤や勤務された状況などをお話しできたらと思っています。
・・・次回は、利用者さん同士のもめごとにどこまで指導員が関わったらいいのか?をお話しします。
最後まで、ご覧頂きありがとうございました。