就労支援

高次脳機能障害の彼の続き

仲間が、「運転免許を取りたくて、今貯金をしている。」と免許の話をすると、

自分が、病気のせいで、親から反対され、主治医からも運転は難しい事を言われてしまい、どうしようもなく免許証を返還しました。

だから、これから、免許を取得しようとしている事に腹を立ててしまい、「うるさい!」と言ってしまう。

年齢の話しをすれば、自分が未だ結婚もできず、一般で就職もできない事に腹が立ってきて、

話をしている人に攻撃的になってしまい、同じように「うるさい!」と言ってしまう。

自分に対しての苛立ちですが、

周りからすれば、自分がその話をしたから、

怒らせてしまったんだと勘違いされて、

離れてしまう。

そんなイライラを、指導員にぶつけてしまう。

聞いた指導員は、どう返事したらいいのか分からず、「気分を悪くしてしまって、ごめんなさい。話さないようにしますね」と返答をしてしまう。

私は、それは間違っていると思います。

彼は、自分でも間違っている事はわかっていて、

ただ苛立ちを抑えることができないから、指導員に話しただけなんです。

だから、指導員にもその事を伝えました。

聞くだけで大丈夫です。と。

そして、彼には、

「本当の貴方は、とても優しくて良い人なんです。ただ、病気のせいでひがみの気持ちがすごくなっています。私は、その時の貴方を周りに見られて、悪い印象を持ってほしくありません。だから、ひがみの気持ちが出てきたら、私に話してくださいね」と伝えました。

これからも、まだまだ出てしまうと思いますが、

本当の彼を周りにも指導員にもわかってもらえたら嬉しいです。

…次回は、起立性調節障害の彼のお話しをさせて頂きます。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。