就労支援

プレッシャーで動けない

作業に関しては、

しっかり見本を作り、マニュアルを提示し

視覚から、指示が把握ができるようにとやり方を変えた事で、

指示を理解することが、少しずつできるようになり、

休む回数も減ってきてはいたんですが・・・。

ある日、体調にいろいろな不調が出てきてしまう。

仕事ができる状況ではないので、休んでしまう。

病院に行っても「風邪かな?」と診断され、何日か続いてしまう。

このままではよくないと本人も心配されていたので、事務所にて話をしようと伝えると、親御さんも一緒に来所されました。

おうちでの状況、近況、本人の思いを聞かせていただきました。

話を聞く中で、驚きました。

「毎日、職場の前までは行ってました。でも、入り口まで行けなかったんです。苦しくなるんです。」と。

行きたくない病ではなく、職場に課題があるのでは?と思いました。

お母さんからは、

「仕事の内容は、本人は楽しいみたいです。ただ・・・周りが自分の事を気にしてくれているのが、ものすごく感じるんだと言ってました。」と。

人との関わり方が、本当にわからないから難しくて、

返事をすることも「こう言ったら、相手はどう思うのだろうか?と考えて言葉が出なくなってしまう。」

指示がなかなか理解できない。

世間話ができない。

そのせいで、誰かが話していることが自分の事かもしれないと被害妄想が出てしまい、入り口で動けなくなったようです。

早速、担当者会議を開き、

現状をお伝えし、対策を話し合いました。

次回は、相談員さんからの意外な提案内容をお話しします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。