知的障害の彼女は、
喋り方が幼く、覚えるのも時間がかかり、
いろんな事で、バカにされてしまったり、
いじめられたりしていました。
それでも、
笑顔で、周りに気を使い、
とにかく頑張っている姿をよくみました。
・・・がしかし、
徐々に、彼女のいろんな面が見える様になりました。
指導員がみていないときに、掃除をさぼる
指導員から指摘されたことに対して、返事をしない。
やりたい作業ができないと、モノに当たる。
もしくは、明らかに嘘をつき、「足が痛いので帰ります」と早退する。
間違えているため、注意をした指導員には、
挨拶をしなかったり、返事をしなかったりしてしまう。
などなど・・・
もちろん、出来ていることもたくさんあります!!
一度教えてもらった作業を、自分から進んでやってみようと、
とても前向きに行動されています。
その行動力は、すごいと思います。
でも、しっかり覚えているわけではないので、
やはり間違えてしまうんですよね。
せっかく、自分から進んでやってみようと意欲的だったのに・・・
と本人も落ち込んでしまいます。
この彼女に、指導している指導員は女性です。
歳もあまり変わりません。
今までの経験上、
同性同士だと、何かしら問題が起きてしまう事が多かったので、
「今回の対策として」
・まず、一旦はこの指導員は彼女から離れてみる
・男性職員に対応をしてもらう
・指導員には、もう一度自分の「指導員」という仕事について考えてもらい、彼女の頑張ってやっている姿を遠くから見る。
・出来ていることは、必ずその時に褒めてあげる
これを、職員全員に周知し、
明日から、実行してもらいます。
駄目なところ、間違っていうところは、
人間て簡単に見つけることが出来るんですよね。
私もそうです。
でも、一般就労に繋げるA型だからこそ、
この彼女が、どうしたら逃げずに彼女らしく
お仕事が楽しいと思えるようになるか?を考えて、
一緒に向き合える事業所にしていきたいと思います。
また、報告します。
・・・次回は、「ユニット会議」についてお話しします。
最後まで、ご覧頂きありがとうございました。