就労支援

前回の続き・・・再度面談してます。

前回、私と二人で面談をし、

過去のいろんな話を聞きましたが、

今回は、

現在、勤務するにあたって、一人の指導員への不満=意思表示

これが、見えたので、

私なりに考えて、

その指導員と本人、私で面談しました。

緊張で、なかなか言葉が出ない彼女だったので、

彼女の言葉を、私が代弁しました。

「どうして、私が気が付いて動くと怒られるんですか?」

「ほかの人が気づいて動いても、○○さん(指導員)は何も言わないの?」

そう、私が話し出すと、続けて彼女が話し始めました!!

「それぞれのポジションの仕事をしっかりやってほしいって言われても、暇だったらやることがなくて、ぼーっとしるしかなくて、でも、ぼーっとしてたら、お客さんが見える場所で、それはやめてくれるかな?って言われて、どうしたらいいのかわかりません!!」と、初めて彼女の大きな声を聞けました。

ずっと、悩んでいたそうです。

彼女曰く、勤務して2日目からずっとだったそうです。

この質問に、思いに指導員は・・・

とても困った表情でした。

でも、私が助言してしまうと、

その指導員の想いは、彼女に届かないと思い、見守りました。

頑張ってほしいと思いました。

そして、指導員は

「○○さん(彼女)が、そんなに悩んでいたのに、気づけなくてごめんなさい。話してくれてありがとうございます。」と話し始めました。

「私(指導員)は、気づいて動いてくれることに対しては、ありがとう!すごいねと思っていました。でも、飲食の基本は、一般もA型も関係ないと思います。まずは、その時点で教えてもらった仕事をしっかりこなすこと。自分のその日与えられたポジションは、その人が責任をもって、やり切ってほしいです。そして、全てをできるようになれば、必然的に次にステップアップをします。だから、今はまだ、そのポジションの仕事を全部出来ているわけではないという事、それに気づいてほしいと思っていて、だからそう言いました。分かってもらえるかな?」と。

A型だけど、施設外就労先のお店でもあります。

だから、障がい者だからと

特別扱いをせず、目の前の彼女の能力をしっかりみていてくれていて、

ビシッと話してくれました。

私は、正直こんなにしっかりと自分の意志をもって信念をもって、

障がい者の方々と向き合ってくれていたんだと、反省しました。

言葉足らずで、伝わらなかったところが不安にさせてしまっていただけでした。

すごく嬉しかったです。誇らしかったです。

私の部下の指導員は、ちゃんと向き合ってくれていました。

こんな、指導員をこれから増やすことが出来たら、

すごいA型事業所になれると思います。

彼女は、この面談ができた事で、

気持ちの整理ができたそうです。

前向きになってくれました。

・・・次回は、今回変更してしまった聴覚障害の彼女との面談のお話しをします。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。