町の中では、バックなどにこの「ヘルプマーク」を付けている方をよく見かけるようになりました。
これは、障がい者の方々にとっては、本当にヘルプを訴えられる大切なものなんだなと思っていました。
しかし、
うちの利用者さんで、バックにヘルプマークを付けて出勤してくる人はいなかったんです。
利用者さん同士で、たまたまその話をしていたのを聞いたんですが、
どうしてつけないのか?
→変な人にからまれるから。普通にしているのに、「あんた、どこが悪いの?」と話しかけてくるからだそうです。
知らない人に、話しかけられること自体が怖いのに、自分の事を聞かれて答えなくてはいけない。変な心配をされるのは苦痛でしかないと思います。
だから、付けないけど、バックの中には入れているそうです。
聴覚障害の彼女も、付けていません。
付けようと思ったことはないそうです。
確かに、わざわざ「私は耳が聞こえません!」と周りの人にわかってもらう必要はないですよね。
彼女は、ずっと聞こえない世界にいるんですから。
でも、障害がある方が、
生活しやすい環境は、周りの人の協力が必須だと思います。
だから、理解が必要なのでは?と思います。
そっと、見守る支援ができる自分でいたいな。
障害がある方々が、不安にならずに「ヘルプマーク」を身に着けられる社会にしたいと、強く思います。
・・・次回は、起立性調節障害の彼の勤務状況についてお話しします。
最後まで、ご覧頂きありがとうございました。