就労支援

利用者さん同士のもめ事への対応

障害があるないは関係なく、

人が集まって、行動すれば、何かしらのもめ事はありますね。

私が今まで関わった利用者さんだけなのかもしれませんが、

周りの人の事、自分よりできる人の事をとても気にされます。

自分は自分!と思えたら、とても楽なのに・・・。と感じます。

自閉症スペクトラムの女性が、統合失調症の男性の事が、鼻について仕方がないようです。

人間関係の構築が難しい彼女は、こだわりも強く自分のペースややり方を崩されるとパニックになります。

統合失調症の彼は、周りの人たちが、自分の事をどう思っているのかが、誰よりも気になるがゆえに、周りにとても気を使います。

自分から、話しかけたり、ふざけてみたりと、なんとなく輪の中心にいるような彼です。

彼女は、苦手なのに人と関わりたいと頑張るので、無理してしまい、空回ります。

面談の時に、彼女から

「○○さん、しゃべってばかりで、私がやらないといけなくなっているので、大変なんですけど!」とか、

「なのに、私がやっている仕事に対して、いろいろ言ってくるんです。ずっとこのやり方でやってきているのに、他の人は違うやり方でやっていて、そっちが正しいと指導員が言っていたのに。」と言われたと。

状況がわからないので、まずはお互いから、話を聞いて確認することにしました。

彼に話を聞くと、

「○○さんは、こだわりすぎですね。あれじゃあ、指導員さん大変ですね。もっとみんなと話をして、いろんな事を吸収すればいいのに。」と最初に言われました。

なので、「その言葉は誰目線ですか?自分はできているのでしょうか?」

と聞きました。

『お二人とも、利用者さんです。障害は違いますが、今ここでそれぞれの課題をクリアするために、毎日頑張っています。

人は人!自分は自分!

指導員から指示された作業を、正確に丁寧にしていく事が大切です。』

と話しました。

『やり方の違いについては、気になるのであれば、指導員に確認してください。』も最後に伝えました。

納得したかは、これからの様子を見ていきたいと思います。

・・・次回は、体調不良で休みが多いことを気にしてしまう利用者さんと一緒に働いている利用者さんとの微妙な距離についてお話しします。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。