彼が、うちに面接に来た姿は、本当にお坊さんのようでした。
丸坊主でした。
「統合失調症」でした。
かなり落ち着いていて、もう大丈夫じゃないのかな?と勘違いするほどでした。
本人からは、「自分の症状や特徴を自分で理解するためにも、今ボランティア活動として、老人ホームなどに出向き、話を聞くことをしています」と話してくれていました。
実際、働き始めて気づいた事は・・・
自分の感情を無理に押し込んで、我慢してそして、相手に対して攻撃的になる。
普段は温厚なのに、急に我慢できないくらいになり、
些細なことで大声で怒鳴っていました。
話を聞き、落ち着けばまた、お坊さんのような優しい穏やかな彼になります。
自分で、自分の事をしっかりわかっていると言ってましたが、本当に統合失調症は、いろんな症状があります。
なかなか理解することは難しいです。
でも、彼は夢を持って、進んでいるからこそ、
相手に対して感情を出してしまっても、次は抑えられるようにと何とかしようと考え、動いてます。
それが、すごいんですよね!!
人の話を聞くことが、彼にとっては良かったのかなと、私は思います。
いつか、どこかの寺院でお坊さんになった彼に会いたいなと思ってます。
次回は・・・自閉症・知的障害の彼女の親御さんの過保護になりすぎるところ。をお話しします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。