以前、お話ししたように、
お兄ちゃんのような知的?(親が認めようとしなかった)の人達のお世話がしたい!と思い、無資格未経験で飛び込んだのが、10年?くらい前、生活介護でした。
生活介護とは、日中リハビリ、レクリェーション、入浴、食事などを援助しながら、生活リズムを作り、就労につなげられるような活動をしているところです。
ひたすら歩く訓練をする人
片麻痺の方は、発語訓練など、その人に合ったメニューを作成して、毎日行っていました。
私が、一番最初に関わることになった方は、片麻痺で、発語が難しく、誤嚥性肺炎を起こしてしまい、口から美味しいものを食べることは禁止され、ガリガリになってしまったおじさんでした。
アセスメントを全て読み、食事介助、入浴介助、訓練のお手伝いをすることに。
…こう話すと、同情してしまいますよね?私は、無知だったので、『可哀想』という思いが出てしまい、そのおじさんに関わってしまいました。
そこが、まず大きな間違いでした。
『なんで自分がこんな目に合わなきゃいけないんだ!』と日々、苦しんで悩んでいるおじさんの気持ちをわかる事ができなかったんです。
お世話している。という感覚。
だから、そのおじさんは、そんな気持ちの私が許せず、イライラして、怒ってばかりでした。
挨拶すれば、周りにあるものを投げつけてくる。
足の硬直を防ぐために装着している装具が痛いので、直して欲しいと訴えてくれていたのに、理解できず、何度も聞き直したので、またお怒りに。
入浴介助では、全く意思疎通ができなかったので、何もできない状態が続き、先輩や管理者に助けてもらってました。
きっと、そこで諦める事もできたんだと思いますが、私は絶対この人と意思疎通をはかれるようになる!と決めたんです。誰も助けてもらわなくても、このおじさんと関係を築きたい!と。
しかし、その後も何度も足の硬直を直したり、装具をつけたり外したりするたびに、物で叩かれたり、髪の毛を引っ張られたりした事でしょうか。
…次回は、このおじさんとの関わりの続きについてお話しします。
長文になりましたが、
最後までご覧頂きありがとうございました。