就労支援

家族との別れ ~続き~

お通夜に、ご家族と一緒にお泊りをして、火葬場まで行ってから

次の日の午後に事業所に戻って来られました。

その時の事を、お父さまが直接お話ししていただきました。

もう亡くなられているお母さまのそばに行くと、

寝ていると思っているようで、頭をたたき、顔を触り、おなかを触り、足を触り、反対側に行き、

また順番に触って、起こしていたそうです。

それでも、目を開けてくれないお母さんのそばに

お姉さんを呼びに行き、「起こして!」とお願いしているかのように

何度もお姉さんを引っ張ったそうです。

冷たくなっているお母さんに寄り添い、大泣きされたそうです。

「死」ということを理解できたのか?

ただ、返事をいてくれないことで、寂しくなったのか?は誰にも分らなかった・・・とお父さんはお話してくれました。

次の日の、火葬場では、遺骨があり、さっきまでいたお母さんがいなくなったとパニックを起こされ、

大きな奇声をあげてしまった。

親戚の方々は、彼の障がいのことは理解されていたので、

そのまま、遺骨を骨壺に入れていくことになり、お姉さんが一緒に行いました。

お母さんの遺影を何度も指差し、泣いていたそうです。

家族の「死」について、どこまで理解できているのでしょうか?

その話を聞かせて頂き、

親の死について、どう話していくのか?

すごく大きな課題なんだと感じました。

午後から、事業所に戻ってきたか彼は、普段とか全く変わらない様子でした。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。

次回は、私の夢について少しお話しできたらと思います。

よろしくお願いいたします。